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腰痛は人間の宿命である?

「腰痛は人間の宿命である」という言葉はよく聞く言葉ですが、果たして本当なのでしょうか?

確かに、自然界を見ていたら腰痛で困っているという動物は人間しかいなさそうです。

そういう意味から、人間に特有の病気や症状と言えるかと思います。

では、なぜ人間は腰痛になるのでしょうか?

これもまたよく引き合いに出される言葉ですが、四本足から二本足で立ち上がって歩くようになったことがが原因だとする二足歩行説があります。

それについて検討する前に、腰痛を起こす原因だとみなされている主な病気を考えてみましょう。

腰痛症状の種類としては、腰痛症、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、椎間板症、椎間関節症、脊椎分離症、脊椎すべり症、脊柱管狭窄症などがあるとされています。

一般的な整形外科的な知見によれば、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、椎間板症、椎間関節症、脊椎分離症、脊椎すべり症、脊柱管狭窄症などは整体による施術は禁忌されており、整体施術を受けないように注意されていました。

ところが、最近になって、整形外科では椎間板ヘルニアの場合は腰痛の原因になっていない場合が多いのではないかという説が有力になりつつあります。

また、腰痛の原因は精神的な「怒り」等の感情が原因だとするニューヨーク大学医学部臨床リハビリテーション医学科教授のサーノ博士のTMS理論も登場しています。

次に、一部の整形外科医の中には、椎間板ヘルニアだけでなく、椎間板症、椎間関節症、脊椎分離症、脊椎すべり症、脊柱管狭窄症も腰痛の原因ではないとする説を主張する加茂淳などのような医師まで登場するようになっています。

そうした説は、骨格系(脊椎)の構造異常(損傷)が腰痛の原因ではなく、筋肉の収縮が原因であると主張しています。

そうした筋肉原因説を主張する医師は、整体による腰痛改善の治療効果の有効性を認めて支持されています。

この筋肉原因説を支持する整形外科医や医師、患者が増えていて従来の通説に対する有力な反対説になりつつあります。

腰痛の原因に関して二足歩行説を検討してみましょう。

腰痛の原因が精神なものだとした場合、二本足で立って手を使うことで知能が発達したのであるから、二足歩行が腰痛の原因になっていると言えます。

筋肉が原因だとした場合、二本足で立つことで他の動物よりも股関節の可動域(可動範囲)が大きく広がることや、体重を支え姿勢を保持するために筋肉に負荷がかかり負担をかけることなどで筋肉を収縮させてしまうことにつながっていると言えます。

どちらにしても、二足歩行説を根拠付けることは可能ということになります。

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