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自力整体とは?
自力整体法を初めて知ったのは、Amazon(アマゾン)で整体関連書籍を検索していたら「自力整体」という本が検索結果に表示されているのを見たことからです。
「自力」という特異なネーミングにちょっとした違和感を覚え、いったいどういう整体なのだろうかと興味を覚えました。
自力整体というのは、針灸師の矢上裕氏という人物が考案された整体なのですね。
神戸の三宮で経絡治療院という針灸院を開業していた矢上裕氏は、脈を見てエネルギー状態(気の量や流れの悪い部分)を診断し、手首や足首にハリを打って気を補い巡らせる経絡治療をやっていたというのです。
ところが、自分で指圧をすることで経絡治療ができないものかと考え出したのが経絡体操という体操だったというのです。
この経絡体操こそが自力整体の原型となっているというわけです。
その後、ヨガを学ばれた矢上裕氏は自力整体を考案することになります。
整体というと、一般的にはプロの整体師に施術してもらうものというイメージがあります。
それに対して、自力整体は自分で運動や体操を行うので、一般的な整体という言葉の感じとは意味合いが違って来ます。
そういう意味で、自力整体を整体院へ行って整体師から施術を受ける整体と勘違いや誤解をされる人がいるかもしれません。
自力整体は自分で行う体操ですから、自力整体は体操教室で行っているような整体体操と理解したほうが妥当かもしれません。
自力整体の長所は何と言っても、整体院へ通院する必要がなく、自宅で行えるので、時間的にも経済的にもメリットは大きいと言えます。
自力整体の大きな特徴としては、一般の体操とは違い、筋肉のコリをほぐすことで「気を補い、気を巡らす」ことを目的としているところです。
鍼灸治療を体操という方法で行うボディワークと理解すると良いかもしれません。
自力整体では教室も開催しており、指導者である予防医学指導士も養成しています。
全国規模で予防医学指導士がいるので、各教室で自力整体を教わることもできます。
また、矢上裕氏は自力整体に関する書籍を多数出版していますし、書籍にはDVDも付属しているものもあるので、興味や関心のある方はそれらの本を読んだり、DVDを見られると良いでしょう。
数ある自力整体の本の中では、矢上裕 (著)『DVDで覚える自力整体』(新星出版社)がおすすめです。