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整体の好転反応

整体における好転反応をご存知でしょうか?

好転反応というのは、そもそも東洋医学による治療の過程で一時的に起こる身体反応のことをいいます。

この好転反応は、あん摩(按摩)や指圧では揉み返し(もみかえし)、漢方や鍼灸では瞑眩(めんけん、めんげん)と呼ばれることもあります。

ヨガや断食、禁煙などでも好転反応が起こることが知られてします。

あん摩(按摩)や鍼灸と同様に整体も身体に何らかの刺激を与える施術を行いますから、整体でもこうした好転反応が起こり得ます。

好転反応には心地よい快楽と不快な症状とがありますが、快感覚を伴う好転反応が問題になることはほとんどありません。

問題となるのは、不快な症状を呈する好転反応のほうです。

不快な好転反応の症状には、だるい(だるさ)、眠い(眠気)、ほてる(ほてり)、熱気(発熱)、発汗、尿の異常、下痢、発疹、咳、痛み(疼痛、頭痛、筋肉痛)、しびれ(痺れ)などがあります。

整体後の下痢はよく知られた反応です。

こうした症状は、一見悪化したかのようにも思われるところから、施術を受けた患者さんが不安になったり心配したりしてしまうことから問題になるわけです。

整体を受けたからといって患者さんの全員に好転反応が起こるというわけではありません。

好転反応が起こる人と起こらない人がいますし、好転反応が起こったとしても患者さんによって症状はさまざまで、その程度も軽い反応から激しい反応までありまし、その期間も人によって違います。

こうした好転反応が出てしまった患者さんの中には、整体を受けたためにかえって悪くなってしまったのではないかと考えてしまい、途中で中止して止めてしまう場合があるわけです。

ところが、たとえ一見悪化したかのように思える好転反応が出たとしても、そのまま継続して整体を受けることで好転反応も消えてゆき、好転反応がなくなった後で身体の調子が良くなるなどの効果が現れてくるということがあるわけです。

ですから、患者さんのためには、たとえ好転反応が起きたとしても、慌てず騒がず落ち着いて淡々施術を続けていただくということが必要になるわけです。

あらかじめ患者さんに好転反応の知識があれば、こうした好転反応が起きたとしても、悩んだりすることなく整体を継続することが可能になります。

好転反応が起こる原因は、結局、身体の活動が活発になることによるものです。

身体の活動力を身体の老廃物を掃除する力と考え、そうじ力が好転反応として現れていると考えることもできます。

つまり、整体による施術で収縮した筋肉が弛緩してほぐれることで、筋肉の緊張がゆるみ、血液やリンパ液の流れが良くなることでさまざまな反応が起きて来るのだと考えられます。

ただし、この好転反応という言葉には注意する必要があります。

身体に起こる反応を何でもかんでも好転反応としてしまうことがあり得るからです。

身体の起こる反応の中には、整体の施術を受けたことによる副作用や有害反応である場合もあるからです。

副作用や有害反応を理解している整体院や整体師であれば、きちんとした説明をしてそれに対応した対処方法を講じてくれます。

ですから、患者の立場からすれば、そうした身体の反応を理解している整体院や整体師を選んで通院したいものです。

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