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整体の好転反応(期間と症状)

整体院で整体師から整体の施術を受けたり、自分で行う自己整体のセルフケアを行ったりしていると身体の反応が起こることがあります。

整体ではこの反応を好転反応と呼んで症状が回復する方向へ向かっている兆候としての身体活動だとしています。

この好転反応は整体を行ったからといって必ずしも誰でも全員に起こるというものではありません。

身体の反応がまったく起こらない人もいるわけです。

整体による好転反応は患者さんによって起こる場合と起こらない場合があるということです。

では、整体における好転反応が起こる場合、どれくらいの期間でどのような症状が起こるのでしょうか?

整体の好転反応については、野口整体の野口晴哉氏が整体の反応について段階的に分類してくわしく説明しておられます。

それによると、整体による反応は、「弛緩反応期」から「過敏反応期」を経て「排泄反応期」に至るとされています。

弛緩反応期というのは、整体の施術によって身体の緊張が弛み(ゆるみ)、その結果として、身体がだるい(だるさ)とか、眠い(眠気)、ほてる(ほてり)といった体調の変化が起こります。

過敏反応期というのは、身体の緊張が弛む(ゆるむ)ことで、身体の状態を敏感に感じられるようになることから起こります。

過敏反応期の症状としては、熱気(発熱)、痛み(疼痛、頭痛、筋肉痛)、しびれ(痺れ)、便秘と下痢などがあります。

この過敏反応期を通り過ぎると排泄反応期に入ります。

排泄反応期というのは、身体の機能は正常化したことによって身体の活動が活発になることで身体にある毒素や老廃物などの有害物質を排泄できるようになることから起こります。

排泄反応期の症状としては、発汗、尿の異常、下痢、発疹、咳、吹き出物、鼻水などがあります。

この排泄反応期で身体の毒素や老廃物などの有害物質を排泄した後、健康を回復できるとされています。

こうした好転反応の段階における期間や症状を知っていれば、身体に反応が出ても慌てたり心配したりしないで済みます。

ただ、力学整体の冨岡正喜氏によれば、整体の反応には緊張反応期があると指摘されています。

緊張反応期の症状には、身体がだるい、身体が重い、疲れやすい、熱気(発熱)、痛み(疼痛、頭痛、筋肉痛)、しびれ(痺れ)、便秘と下痢などがあります。

緊張反応期は、過敏反応期と似ているようですが、質的にまったく異なる反応だと説明されています。

緊張反応期というのは、文字通り整体によって身体が緊張するという反応であって好転反応ではないとされています。

弛緩反応期と過敏反応期と泄反応期に関しては、反応を上手に経過させて、反応が経過するのを待てば良いのですが、緊張反応期は反応に対応して対処する必要があります。

したがって、整体院で整体師の整体の施術を受ける場合や整体院で整体師から指導を受けた自己整体のセルフケアを行う場合、緊張反応まで理解している整体師を選んで施術や指導を受けるようにするのが賢明です。

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